事例紹介

【訪問看護事例2】

少しでも自宅に帰りたいと希望されるご夫婦のケース

ご依頼までの状況
ご利用者:70代 / 男性 疾患名:肺がん 要介護2
終末期の為、緩和ケア病棟への転院決まっていたが、ご本人の強い思いで転院前にご自宅での生活希望。状態観察や緊急時対応含め訪問看護導入となる。

ご本人の希望、ご家族の希望
ご本人「ほかの病院へ転院する前に、一度でいいから自宅に帰りたい。」奥様「なんとか自宅に帰る許可が出ました。希望通りにしてあげたいです。」

支援内容
安静時でも酸素飽和度低く、労作時には更に低下する様子。理解力の低下もあり、つじつまが合わない言動も聞かれてはいたが、自宅で好きな音楽を聴いたり、好きなものを食べたり、住み慣れた室内に居ることで満足している様子もあった。ご家族には、緊急時の対応や安楽な姿勢の説明など行った。

身体面・精神面の変化
初回訪問日の夜に、呼吸困難感訴えていると緊急連絡があり訪問する。予め主治医の指示をもらっていた為、救急搬送し入院される。

ご利用者・ご家族の声
奥様より、「すぐに入院してしまったけど、とてもうれしそうにしていて、夫も感謝していました。」と仰られる。もちろん長く在宅療養できることに越したことはありませんが、たとえ短い時間でも自宅で過ごしたいという本人の想いに寄り添うことができたケースでした。

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