看護・介護において、状況や状態によってご本人、ご家族から情報が引き出せない場合もあります。そのためバイタルサインや、その他の観察が非常に重要です。
身体の痛み、喉の渇き、排泄欲求など、ご本人から訴えを受けてからの対応では、ご本人の身体面・精神面に大きな負担がかかるだけでなく、スタッフの負担も大きくなります。ご本人からの発言だけではなく、顔色や声色などの情報を得るなどの観察ができていれば、先回りして対応ができ、結果的に良い看護・介護につなぐことができます。
いつもの状態とは違うということを認識するため、日頃からのコミュニケーションが欠かせません。変化を読み取ることができた上で、その人の特性、特徴を把握し、その人にあった看護・介護を行うことが重要なのです。